【港side】 俺は、自分が何をしているか分からなかった。 とにかく離したくなかった。 今離したらどこかへ行ってしまうような、そんな気がした。 「離れないでくれ」 それしか言えなかった。 「みなと?」 不安そうに言葉を発した夢華がいつもよりずっと可愛くみえる。やべぇ・・・俺、こんなに好きだったのか・・・!! 「好き・・・」 え・・・? るか、今なんて? るかも俺と同じように強く抱きしめてきた。 「好きなんだよ!」 夢かと思った。こんな訳ない。