こんな絢子だけど、剣道部のキャプテンであるあたしのことを支えてくれる大切な人。
「ちゃんと部員にお土産買ったよね?」
「うん!予算通り買いましたー!」
「それならいいよ。じゃ、あたし達あっちの方見てくるから」
そう言って絢子達と離れた。
「ねぇ、藍。あたしね、あの時に絢子達と本音でぶつかってよかったと思う」
「そうだね!あさぽんも絢子達もめっちゃ怖かったけど」
「あれが人間の本性だよ」
やだー!って言いながら笑った藍とひーちゃん。
「頼りにしてますよ、副キャプテン♪」
「ふふっ、いっぱい迷惑を掛けますからね、キャプテンさん♪」
藍と言葉を交わしていると、藍はクラスの子に呼ばれたみたい。
「じゃあ、また!美味しそうなお土産、見つけたら教えてね♪」
そう言い残して、駆けだして行った。


