「あっ、麻帆ありがとう!」
写真を取り終えると、ひーちゃんがあたしの元へ猛ダッシュしてきた。
「よくもあんなこと言いやがってー」
「へへっ、嬉しかったでしょ?」
「嬉しいも何もドキドキでいっぱいだったの!もう心臓に悪いー!」
あたふたしていたひーちゃんだけど、顔は嬉しそうにしていた。
「残りの時間どうする?まだ時間あるよね?」
「お土産コーナー見に行きたいんだけど、いいかな?」
「よし!行こっかー」
そしてひーちゃんとお土産コーナーへ向かった。
「あっ!あさぽんじゃん!」
すると、剣道部である藍に会った。
「藍ー!って絢子達もいるじゃん!」
以前、少しだけトラブったことがある絢子達の3人グループもいた。
「修学旅行中、あまり会わなかったねー」
「そりゃクラスが違えばね」
「絢子ヒドいよー?」


