大好きな君にエールを*番外編






「麻帆、まだ何か買うの?」


「うん!ちょっと荒ちゃんに面白いお菓子でも!」


「同じところに来てるのに?」


「もう、それ言わないで!それより、宝賀くんはどうだったの?」


「あ!あの子はライバルじゃなかったみたい♪普通に話してただけで、あたしが行ったら彼氏が来てさ」


「そうなの?よかったねっ!」


「うん!でも恋は長期戦かなぁ」


いつか、ひーちゃんの恋が報われる日が来ますように。


「さっ、買って来なよ!あたしあそこのベンチで待ってるから」


「わかった!」


あたしはお菓子コーナーへ足を運び、『飛び出せ!チョコっとマン!!』っていうお菓子を手に取った。


これこれ!絶対ウケそう。あ、お姉ちゃんにも買っていこうかな。さらに1つを手に取り、レジへ向かった。


う、わぁ、混んでる。これじゃあしばらくかかっちゃうや。