「た・・・竹内くん!?」 「たまたま通りかかっただけ」 「ありがとう」 涙がでてくるのがわかった。頬を伝う涙 「おぃ何ないてんだよ」 「ちっ違う―」 慌てて照れを隠す。 「変な奴だな」 って笑う竹内くん、はじめてみた竹内くんの笑顔は優しくてカッコよかった。 後から聞いたんだけど竹内くんはあの夜、私の帰りが遅いのを心配して、探しに来てくれていた事を知った。私は竹内くんの優しさに完璧に心を奪われた。