「雫ちゃぁーん、ご指名です」 向こうから飛んできたボーイの声。 私は適当に返事をしてビューラーでマツゲをあげた。 そして私は鏡の前から立って 店へとつながる廊下を渡り、 本店の中に入って行った。 このガンガンな音楽も 甘ったるい声も もう、慣れっこだ。 「雫ちゃん、3番テーブルです」 「はぁ~い」