家に伺う?
しかもアイツ了承してるし。
一体、二人はどういう関係なの…?
「ちなみに、優美さんは俺の親戚だから。
別にやましい関係とかじゃねーよ」
アイツはあたしの考えを見透かしたように。
笑いながら言ったあと、あたしから腕を離した。
や、やっと離れた…
そんなに時間は経ってないのに、すごく長く感じた。
っていうか、心臓に悪いっての…っ
「やっぱりお前おもしれーな!
あいか!」
「……っ!?」
あいか、あいかって…っ
不意打ちすぎる。
笑っているアイツの目の前で、
あたしは恥ずかしそうに俯くしかなかった。
赤い頬を隠すように。