顔が赤くなり、熱くなってきた。 それと同時にからだ全体も熱くなってくる。 あたしは両手を頬に当てて 赤くなった顔を必死に隠そうとした。 ・・・やばい、恥ずかしい・・・ そう思ったとき、 あたしは無意識のうちに走り出していた。 ・・・恥ずかしい、恥ずかしい・・・ どうしよ、知らない人にキレちゃったよ・・・っ!! まだ治まらない心臓の音に、 赤くなったままの顔を抑えたまま あたしは何のあてもなく走り続けたのだった。