一人ため息をつき、肩を落とす。







もう、誰でもいいから来てくれないかな・・・


かっこよくなくたっていいからさ・・・





答えの出ないことに自問自答をして余計に虚しくなってくる。


・・・そろそろ、動いたほうがいいかな・・・?




そう思ってた、そのとき。















「おい」



あたしの後ろから、急に聞こえてきた声。


その声にびっくりしたあたしの肩が、一瞬だけビクっと上下した。


う、うそ…
こんなことってあり!?

すごくナイスタイミング…



ってことは、もしかしたらイケメンかも…っ!

と、勝手に決めつけたあたし。



期待を込めて、バッと後ろを振り返る。