なぜ懐中電灯なのかというショートの愚問に、成瀬はあきれてため息をついた。
「田井君の顔を撮るために決まってるでしょ」
成瀬は宝石の入った箱が見つかった場所の、少し横を指差した。
「このへんにライト付けたまま置いとけば、消されるかもしれないけど、一瞬は顔撮れるでしょ? それに、もしここを掘るなら、灯りが必要だろうし、もしかしたらこれ使って作業してくれるかも」
「おお、なるほど。さすが成瀬さん、頭いいね」
「えへへ、ありがと」
成瀬が髪を耳にかけながら、微笑んだ。その顔を見て、顔を赤らめるショート。
そこに星野先生が戻ってきた。
「お待たせ。はい、これでいい?」
星野は成瀬に懐中電灯を手渡した。
「はい! ありがとうございます! 先生、終わったら勝手に帰ってもいいですか?」
「ええ。あんまり暗くならないうちに帰りなさいね」
「はい!」
返事をきいて、星野は体育館裏から去っていった。
成瀬は星野の姿が見えなくなるのを確認してから、懐中電灯を操作した。
「じゃあこれをスイッチ入れたままここに置いて……よし、帰ろっか」
「え、草むしり、まったくやらなくていいの?」
「いいよ。もう暗くなっちゃったもん。あとはカメラにおまかせだし」
「そっか。じゃあぼくも帰る。ていうか、ほんとに田井が犯人だったらどうしよ」
「驚く」
「いや、そういうことじゃなくて……」
「田井君の顔を撮るために決まってるでしょ」
成瀬は宝石の入った箱が見つかった場所の、少し横を指差した。
「このへんにライト付けたまま置いとけば、消されるかもしれないけど、一瞬は顔撮れるでしょ? それに、もしここを掘るなら、灯りが必要だろうし、もしかしたらこれ使って作業してくれるかも」
「おお、なるほど。さすが成瀬さん、頭いいね」
「えへへ、ありがと」
成瀬が髪を耳にかけながら、微笑んだ。その顔を見て、顔を赤らめるショート。
そこに星野先生が戻ってきた。
「お待たせ。はい、これでいい?」
星野は成瀬に懐中電灯を手渡した。
「はい! ありがとうございます! 先生、終わったら勝手に帰ってもいいですか?」
「ええ。あんまり暗くならないうちに帰りなさいね」
「はい!」
返事をきいて、星野は体育館裏から去っていった。
成瀬は星野の姿が見えなくなるのを確認してから、懐中電灯を操作した。
「じゃあこれをスイッチ入れたままここに置いて……よし、帰ろっか」
「え、草むしり、まったくやらなくていいの?」
「いいよ。もう暗くなっちゃったもん。あとはカメラにおまかせだし」
「そっか。じゃあぼくも帰る。ていうか、ほんとに田井が犯人だったらどうしよ」
「驚く」
「いや、そういうことじゃなくて……」


