翌朝、私はすぐに起きて、ホールに行った。 そして、バイオリンを取りだし、練習を始めた。 バイオリンの音だけがホールに響いている。 私は、大輔さんを考えた…。 無理って分かってても一度決めた事はやり通す主義だった。 ガチャ… ホールのドアが開いた。 そこには翼さんがいた。 「ココロ様?」 「翼さん…?どうしたの?」