佐原とはいつも飯を一緒に食っていて、毎日当番制で購買に昼食を買いに行く事になっている。 「ほんっと微妙なのばっかりじゃねーか」 俺ははぁ、と息をつきパンの袋を開けた。 一口かじる。ふと外を見ると昨日より暗い曇天。 いっそすっきりする程、暗くどんよりしている。 「雪溶けねぇな…」 思わず呟いていた。