付き合って、7ヶ月だし・・・

それを美沙と由香に言うと、逆にあたしが怒られた。

「あんたさぁ・・・雫君が可哀想だよ」

「・・・」

「こんだけ可愛いのに、手を出せないなんて」

「初体験が怖いのもわかるけどね?」

二人ともとっくに、初体験は終らせていた。

「やっぱり・・・痛かった?」

「そりゃあ・・・ねぇ?」

「うん 怖がらすつもりじゃないけど、めちゃくちゃ痛かった」

それを聞いて、少し怖くなった。

でも美沙も由香も「初体験は怖かった」と聞いて、一安心した。






「おじゃまします」

あっという間に、放課後。

「勝手に上がってて 飲み物取って来る」

「うん」

雫の家には、何度か来た事がある。

雫のお父さんは、雫に超似てる。

雫のお母さんは、超美人。

そして雫の弟の彼方君は雫の可愛い版。