ぼくのなまえ



「あらどうして?とっても綺麗よ」

と女の人は微笑った

きれいな深い森の色だと

ほめてくれた

うれしかった

はじめてきれいだと

言ってもらえた

ぼくはぼくの瞳が

ほんのすこし

好きになった