「総真ー総司ー!!ったくお前ら親子はーーー!!!」




美湖が二人を叱っていると血相を変えた土方が走ってきた。




たぶんバレたのだろう。




「よしっ!!総真、逃げますよ!!」




「はい父上!!」




二人は早々と逃げ出してしまった。




「ちょっと!!父様!総真!としちゃんの句集を返しなさーい!!」




美湖が叫んだ頃にはもう二人は居なくなっていた。




そこに土方がきた。




「美湖!!あいつら何処行った!!」