『あ……』 と、その時、花火が打ち上がった音が聞こえてきて。 『よしっ!花火、見に行こうよ!』 マナはそう言って立ち上がると、ちょうどジュースを抱えながら戻ってきたタクからジュースを受け取って。 『行くよー花火!』 そう言って、先頭をきって歩きだしていく。 『よっしゃ、行きますか』 そしてそんなマナに言葉を返しながらタクも歩きだして。 そんな二人を見たあたし達も… 二人の後を追うように歩きだした。