部屋に戻った右京はベットに寝転がって天井を見つめた。 日本に居た頃は忍の心配ばかりしてたくせに… 俺の方がつらいんじゃないか… 「情けねーなぁ…」 ポツリと呟くとアランがPCから顔を上げた。 『大丈夫かい?』 『ん…なんとか…』 『なら良かった。 じゃあちょっと見てもらいたいんだけど…』 そう言われ雑念を振り払うように気合いを入れて起き上がった。 忍が恋しく思うけど… 大丈夫。 俺は負けない。