忍は敏感な部分に触れられ、反射的に波打つ自分が恥ずかしかった。
背中からうなじに唇を移すとちょっと息の争い右京が耳元で囁いた。
「忍…俺…手加減出来ないかも…」
次の瞬間、忍は右京に突き上げられ思わず声を漏らした。
突如押し寄せる快感の波を必死で耐える。
「あっ…!!…っ右京…」
「忍…愛してるよ…」
そう言って右京は忍の体に無数の痕を付けた。
それからどれくらいたっただろうか。
気がつくと自分を愛おしそうに眺めている右京に気付いた。
「起きた?」
「私…寝ちゃった?」
「寝たというか…飛んだ。」
そう言われても忍には意味が解らなかった。
クスクス笑う右京のロザリオがキラリと輝くのを見て忍はポツリと呟いた。
「素敵…」
右京のロザリオに触れようとすると、その手を掴まれた。
そのまま右京は忍の首を触らせた。
「…!?…これって…」
「不思議なロザリオなんだ。
クリスマスプレゼント。」
忍はベットの脇に置いてあった鏡を手に取ると自分を映した。
「綺麗…シルバー?」
「そうらしいんだけど、磨いてないのにくすまないんだと。」
「本当に?…不思議ね」
忍は「ありがとう」と右京に微笑むと優しくキスをされた。
「ケーキ!食べに行こうぜ!」
そう言って服を着ると居間をそっと覗いた。

