時間も進みみんな食事じゃなく会話に集中していた時、紗矢さんが「よし、じゃあ花火しよう!」と言いだした。

そして手持ち花火をたくさん出してきた。

俺がその様子を見ていると服の裾を軽く引っ張られた。

栗村さんだ。


「ねっ、花火しようよ!」

彼女は無邪気な笑顔で目を見ながら言ってきた。

その笑顔がすごい嬉しくて思わず「うん!」と答えてた。

花火をしながらたくさんの話をした。


花火の光をじっと見つめてる彼女がなんだか綺麗で今でも記憶に鮮明に残っている。