次の日、仕事中に1人が話はじめた。

「みんな年齢いくつなの?」

確かにこの格好からじゃ他の人の年齢はなんとなくしかわからない。

彼女は俺より年下に見える。

そこで1人ずつ年齢を答えていったのだか俺の番になった時、「21歳です」と答えた。

その瞬間、近くにいた彼女が「えぇ!?」と思わず口に出していた。

何で驚いたのかわからなかったが1個下というのを聞いた時、自分より年下というのに驚いたんだろうと思った。

俺も彼女が年上だったのにはびっくりだった。

こうして色んな話をしていくうちにみんなとは仲良くなっていった。


この日も仕事を終え着替えて帰ろうとすると前から女の子が歩いてきた。

その子の目を見た時すぐにあの子だとわかった。


肩ぐらいまである茶色の髪、特徴のある唇。


想像していたイメージとは違った。


けど彼女から流れる優しい雰囲気に俺が初めて会った時思った好きという気持ちはより強くなった。