私は何も言おうとしない担任に、ただ着いて行くことしか出来なかった。 ただならぬ雰囲気の中、私と担任は職員室の前までやって来た。 そして…… 「秋山さん。理科の授業、いつも寝てるそうね。」 担任は突然話を始めた。 てか、理科の授業って… 「あ、あぁ…えっと、」 村沢の奴、私に直接言っても聞かないだろうから、担任に言ったんだ… 私の担任は、7クラスある中で一番怖いと言われている人。 …最悪なんですけど─