それから残りの2日間は、私なりに楽しんで過ごせたと思う。



最終日の夜。



雪国北海道から地元に帰って来た時は、当然なんだけど、周りに雪がなくて驚いた。



それと……



実はあの日以来、村沢とは話も何もしていない。



姿を見たら…
こっちから逃げた。



態度が急変して怪しまれるかもしれないけど、私はもう前みたいに村沢とは話せない。



一番最初の……
村沢を『嫌いだ』と言っていた、あの頃のように戻ってしまった─



ついでに友達にも、村沢のことは『嫌いだ』と、はっきり言うようにした。



自分の気持ちは間違いなんだ。
そう…思うために。









そして………



月日だけが、過ぎていく。