「…うっ…んんっ、」
気がついたのは…
次の朝だった。
カーテンの隙間から差し込む光が眩しくて、私は目を開けた。
いつもと違う景色。
そしてなんか…体が重い。
「……っ!!!」
見てみると、自分は露な姿で、自分と同様な姿の村沢に抱きしめられている─
ちょっと……
私、やっちゃったの…??
そう思った途端、昨日の夜のことが勢いよくフラッシュバックしてきた。
「む、村沢……!」
ヤ、ヤバイよね…?
これ、普通にヤバイよね?
混乱しながら、とりあえず身動きが取れない今の状況を何とかしないと…と思い、村沢の肩を持って揺すってみる。
「んん…っ?美咲…?」
あ、起きた……
「村沢…ヤ、ヤバイよ!」
「え〜…?何が〜?」
1人焦る私を尻目に、村沢は起き上がり、まだ眠たそうにあくびをしている。
えっ…?
村沢、超普通?
「お前……それ。」
かと思ったその時、目を擦っていた村沢が、私のことを凝視。
…………


