私…初めてなんだ。 誰かと付き合ったりするのも、キスとか……こういうことするのも─ でも… 全然怖くなかった。 相手が… …圭悟だから、かな? 「…疲れた?」 「うん…」 かろうじてした返事に、圭悟はフッ…と笑う。 「まだまだ、俺に付いて来るのは無理だな……」 当然、だよ…… 「…もう寝よっか?」 「圭、悟……」 「…ん?」 消えそうな意識を何とか保ちながら、私は目の前の圭悟に抱きついた。 「ちょっ…!美咲…?//」 「…だい、す…き…」 もうその後は… 何も覚えていない。