「……終わった〜!」
2時間ぐらいかかっただろうか…
ようやく部屋の掃除が終わり、見違えるくらいに綺麗になった。
1人暮らしって…
ヤバイな。
私も…気を付けなきゃ。
「よし、じゃあ次!!」
「…え?」
「ご飯、作るから。」
掃除してたら、ちょうどいい時間になってるし…
私は恐らくほとんど使われていないであろうキッチンに立ち、料理を始めた。
今日のメニューは…カレー♪
私、普段から家事とかやってるから、こういうのは大得意なんだよね〜
「……なに?」
視線を感じて顔を上げると、料理をしている私を、何故か村沢がじっと見ていた。
どうしたの…?
「え…あ、いや…何でもない。なんか…いいなって、思っただけ。」
「……?」
「美咲……奥さんみたい。」


