そして、またギュッと抱きしめる。



愛しい……
本当に。



「美咲、もうちょっとしたら……帰ろっか?」



時間もヤバイし…
美咲のお父さん、いくら何でも心配してるだろう。



「…うん。ねぇ…村沢。」



「ん?」



「明日も……会える?」



…………



美咲…?
い、今何と…?



「…本当はね、さっき…電話もらった時も、嬉しかったの……会いたいって言われて…嬉しかった。」



「……っ///」



「大好きだから……もっと会いたいの。引っ越すまでに……いっぱい。…ダメ?」



や、やめてくれ…
それ以上、俺をいじめないで─



「…ダ、ダメなんかじゃないよ。明日……予定なんか全然ないし!もしあっても、美咲のためなら全部蹴り飛ばす!!」



明日…
午前休取るか……?



「ふふっ…嬉しい。ありがと、………圭悟─」



「…………」









こうして…
俺のドキドキな夜は、更けていった。













☆END★ミ