その声は……!!
後ろを振り返ると、そこには村沢が立っていた。
「ですよね?先輩。」
先輩……?
村沢の視線の先を見ると、私の担任がいた。
「ったく……先に言うなよ、圭悟。…あれ?秋山さん?」
これは…
どうなってんの?
「あー…秋山。俺と正木先生はな、同じ大学の先輩後輩なの。ま、10歳離れてるから、大学では会ったことないけどな……」
「あれ?圭悟、秋山さんには話してたんじゃないの?俺、てっきり話してると思ってた…」
驚く私をそっちのけで、担任と村沢は楽しく話をし出した。
確かに変に仲良いなとは思ってたけど…まさかそういうことだったとはね。
で……
そんなことより…さっき、村沢何て言った?
指定校…推薦?