やっと掃除が終わって彼女は、

「今日はありがと。」

と、言ってきた。

「は?何が?」

「掃除。いつもは一人なんだけど助かったよ。やっぱり二人でやると早く終わるよね。」

「…あんた。いつも一人でやってたの?」

「うん。皆帰っちゃって…。」

「そうだったんだ…。今までごめん。私も今度からちゃんとするよ。」

「うん!下まで一緒に行こ?」



彼女と別れて、スーパーに向かいながら、

『今日ちゃんと掃除してよかった。彼女いい子じゃん。友達になれたらいいな…。』

と思った。