“ねぇ… さゆの気持ちは…?” “………言え、ない…よ………” 「ぬわんで!?言え!言ってしまえ!“あたしも好き”って、はやく!言うのよ!!」 もう、あたしの希望はアナタ達だけなのよ! ―――――… 「―――… ちょっと、サラちゃん、うるさいよ。」 「サエさん…ご、ごめんなさいっ……」 ハッと我に返ると、後ろのベッドで寝転がりながら、同室のサエさん――佐伯さんが呆れたようにあたしを見ていた。