S・S・S




一気に、心臓が早鐘を打つ。

冷や汗がたらりと背中を伝う。

クラクラと、眩暈がする。

口が渇いて仕方が無い。





……… いったい、どういう、事なの?




手元のPCには、来るはずのない人物からのメッセージが表示されていた。彼はもう、ここを去ったはずだった。


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サラちゃん、おかえりなさい。
待っていました。
これからまた毎日あなたの声が聞ける
なんて嬉しいです。幸せです。

復帰の1曲目にJumpっていいですね。

月末まで、ちょっと寂しいけど
応援しています。がんばってください。


RN(ラジオネーム)とんがり帽子▲

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「サラちゃん!曲終わっちゃいますよ!次と繋げて紹介入れてください。」

灯歌ちゃんの鋭い注意にハッとする。


「ご…ごめんっ!ええと…あああああああ次の曲のリクエスト、誰からだっけ…わー!リクエストカードどっか行っちゃった!どうしよう、紹介できないっ!」

「って、いきなりどうしたんですか?サラちゃん。様子が…」

「あ………。」



頭が、身体が、動かない。