S・S・S






『イヤッホーーーーーーー!!!みんなーーーーーーっ!!元気だったーーーーーーー!?DJサラ in a house!!ただいまーーーーーーーーっ!!!!』


番組のジングルが終わると同時に、思い切り叫ぶ。
間髪要れずに、ヴァンヘイレンの『Jump』が流れ始める。

キタキタ!これこれ、このイントロ!何かが始まるドキドキ感満載。
ギターと電子音の交わるこの浮かれた感じって80年代独特で大好きだ。キラキラしてるのに泥臭い。たまんないなぁ、もう。


ゲレンデのお客さんも、スタッフも、ピョンピョン飛び跳ねて歓迎の意を表してくれている。
ああ、テンション擦り切れるまで、叫ぶ続けて、踊っていたい。

…楽しい。
心の底から、そう思う。


『理由あって、ここでおしゃべりできるのも、あと2週間です。月末まで、ノンストップで行きますから、みんなちゃんとついてきてね!よろしくぅーーーっ!!一曲目はもちろん、この曲!Van Halen…』

『ジャーーーンプ!』

掛け声に合わせて、みんながゲレンデで跳ぶ。
あたしもちょっと跳んだりして。



「サラちゃん、すごいすごい!ばんばんメール来てますよ!あっという間に50件!どうしましょうっ!?」

灯歌ちゃんが奥で叫ぶ。
あたしも次の準備をしながら手元のPCでどんどん受信ボックスが更新されていくのを見ていた。


「読む読む、全部読む。けど、手書きのカードもあるんだよね。1階のポスト、見てきてくれる?」

「はいっ!って、わーーーっ!サラちゃん、ブースから出るの危険かもっ…」

「…へ?」