なりふり構わぬあたしの言葉にシュンくんは軽く片方の眉を上げてから、ウィンクで答えてくれた。
(ぐぅっ、、可愛い。耐えるのよサラ!)
「なにやら、穏やかじゃないね。」
含みのある笑いで、カフェの入口で声を掛けてくれたのは…
「奏さん!」
「・・あれはなに?浮気相手?」
ピシ、と指を身体の中心に指される。
う、浮気相手って、もう。
誰に対しての浮気だってのよ!!
イヤになる。
この人にもバレてるの?あたしの気持ちっ!!
どうしてみんな知ってるのよぉぉぉぉ!?
(それ位バレバレだってこと!?)
「・・・ちがいます。こないだから彼にちょっかい出されてるんで、のちほど斬って捨ててくるんです。」
「ぶっ!」
奏さんは、あたしのあまりの眼光に「ぶはははは!ますます穏やかじゃねぇっ!!本気で斬りかかりそうだね、おっかねぇなお嬢さん!!」と言って大笑いしていたけれども。
大笑いは、緊張の裏返しだ。
一瞬の間を置いて向き直った奏さんは、もう笑っていなかった。
「サラちゃん、だっけ?よろしくな、このあと。」
「もちろんです!ちゃんと、届けましょう!」
…あなたの、心(ハート)を。
刻んで、もうらおう。
ね、奏さん、明ちゃん。



