S・S・S




「床の下に、温泉のパイプを通してある。おかげで中も暖かいだろう。持ち主の好意で冬の間貸してもらってる山小屋だ。」

「は、あ、」

「小さいが風呂と外に露天もある。使ってきていいぞ。」

「……露天、、ええっ!?」


露天風呂、という言葉と目の前にいる人のおかげで思い出したくない恥ずかしい記憶がよみがえる。


待て。
なんかまずい。

上手く説明出来ないけどなんかっ!!

だって化粧とかどうしたらいいの!
(もう今さらスッピンを気にするような関係でもないけどっ!!)



「や、だって、その、、あの、ええと、」

「、、そんなにゆっくりしてる時間はないからな。モタモタしてんならオレが先に入る。」


そう言うが早いか、トウマは小さなバッグを肩にかけて奥の部屋へ行ってしまった。
程なく、シャワーの音が聞こえてくる。


ちょっと!
なんで、あんなにマイペースなのよ!

悔しい。
ドキドキしてるの、あたしだけじゃない!!