「灯歌ちゃん、このあと、しばらくフリータイムってことだし、ゆっくり食事してきたら?近くに、カフェとかイタリアンとかあったし。」
助け舟を出しておいた。
ここいらで少し、大人の男の魅力ってやつでも見せてやりなよ、大崎…ってか、頑張れ。全然脈無さそうだから、積極的に、もっと頑張れ。
「あ!あたし、カルボナーラ食べたいなぁ。どっか美味しいとこ、知ってます?大崎さん。」
無邪気に笑う、彼女の笑顔は100万ボルト。
ほら、大崎が感電した。
「も、もちろんですっ!ライブハウス周辺のお店はくまなく調べ尽くしましたっ!ええと、イタリアンだと…」
「ハイハイ、(ソレしまえ、大崎)いってらっしゃい!」
待ってましたと言わんばかりに、スマホを取り出してデータを読み上げようとする大崎を制して、2人を送り出した。
どアホう!
ったく、下調べは大事だけど、それを彼女に見せたら興醒めでしょうがっ!このスカタン!



