S・S・S



年越しライブ、という特別なイベントだけあって、最初からtrapが演奏する訳ではなかった。オープニングアクトは、ひどく心地良い音を奏でるバンド―…何ていう名前だったかな。確か、ボーカルの女の子が“アナザームーン”とか言ってた気がする。

ちょっとtrapとは毛色が違うけど、ガチャガチャした感じでは全くなくて…どことなく、外国の匂いのする良い演奏だった。あたしが知らないだけで、日本にはこんなにクオリティの高いインディーズバンドが、沢山、沢山、いるんだなぁ。そのことが分かっただけでも、大きな収穫だ。


このあとは、フリータイム。

ステージにはDJ用のミキサー卓と巨大なミラーボールが設置され始める。まさに「ミラーボールサテライト」。なるほど、会場は光弾くダンスフロアに変わるらしい。



「とーーまっ!サラちゃんっ!きゃーーーっ!!」


ステージの準備中、灯歌ちゃんと大崎くんがやってきた。