S・S・S






午後7時。
会場の照明が落とされる。

何かが始まる瞬間って、胸がウズウズする。
そのむず痒さを、ひとは“期待”と呼ぶのかもしれない。

あたしだけじゃない、この会場にぎっしり詰まった“期待”のベクトルは、一糸乱れることなくまっすぐ…舞台へと向けられている。

そのステージに、やがて姿を現すであろう、4人に―…



「HEY!HEY!HEY! みんなーーー!!」



ハイテンションな声が暗闇を切り裂くと同時に、ステージが大量の光に包まれた。