S・S・S



「え、なになに、どーゆーことですかっ!?そこんとこ詳しく!」



瞬間、あたしの中の何かが目を覚ました。

レポーター魂とでも言うべきか。


だって、

『俺と歩んでほしい』―…よ!?

なんかもう、プロポーズみたいじゃない。

そこんとこ、詳しく!
泣かされた分、食いつきますよあたし!



「え、どーしたのサラちゃん…」

「詳しくっ!!」


そこにマイクは無かったけれど、右手をグーにしてインタビューする。

ザッツ、エアマイク。
なかなか、あたしもサマになってきたんじゃない?


そして、タジタジの奏さんから聞き出した。



あるライブで、奏さんのドラムにぴったり合わせてリズムを取っていた女の子がいたこと。

その子が、trapの音楽を、全身で理解してくれたこと。

そして―…いつの間にか、その子が、奏さんの胸の中心にいて、とても大切な存在になっていたこと。