S・S・S



そんなあたしの心の声は聴こえないのだろう。

(そりゃそーだ、聴こえたら困る)




「…突っ立ったまんまじゃ、疲れるだろうが。なんだ、寒さにやられて動けないのか?」


「や、え―… とっ」




ふわり、身体が浮いた気がした。

トウマの右手が、あたしの左手を引っ張って、腰を支えながら、座らせたから。



ポスン、とそのまま柔らかいソファの座面に迎えられて、あたしは言われるまま、トウマの隣へ座らされてしまった。




ちょっと!

なんでこーゆー時だけ外国人みたいなエスコートの仕方すんのよ!




ってゆーか手!
ってゆーか、手ぇぇぇぇ!!!
近い!
左半身がトウマにくっつきそうですー!




「ととととーまっ!ちょっと一体、なにがどーなって…えええ?」


「――…なんなんだ、お前。夜まで元気な女だな。ったく、ちょっと落ち着け。うるさい。」





う、、、うるさいだとーーーー!?


毎回毎回、誰のせいだと思ってんのよ!?




あまりの言われように
口をパクパクさせてしまったあたしに、事もなげにトウマは言った。