手持ち無沙汰で何とはなしに窓の外を見ていると、背後で
ザァァ… ガタッ、という音がした。
――…大きな車が停車する音だ。
めずらしいな・・こんな時間に、お客さん?
振り返ってみると、玄関の外にある車留めに、黒い車が停まっていた。
運転席から降りてきたのは、
黒髪で、短髪の男の人。
―――…背、高いなぁ。大学生くらい?
精悍な顔つき。
なんだろう、雰囲気が―…どこかトウマに似ていた。
思わず立ち上がったあたしに、その人は白い息を吐きながら何かを訴えていた。
あ、きっと駐車場がわからないんだ。もう、真っ暗だもの。
玄関のガラス扉を開けて、外へ出た。
――…薄着のまま。



