S・S・S





――…キレイに、決まったなー…



ビンタ、なんて

久しぶりに、した。


(※つい先日、湯煙慕情で、トウマを張り倒してます)






辺りは シン、と静まり返っていた。


いや、口が出せなかったのかもしれない。


あたしの、あまりの剣幕に。







「いっ…たぁ―…い…。何、するのよ…」


「勘違いしてんじゃないわよ、あんた!」


「なに、言って…」


「面白ければいい?誰が、よ!?

 確かに面白ければ良しとされる場合もあるでしょーよ。けど、それは、お客さんが、面白ければ、でしょ!?自分が、じゃないのよ!そんな事も分からないの!?

 あんた、あたしより何年長くこの業界にいるのよ!?」



あぁ、目がチカチカしてきた。

一気にまくし立てて、酸欠状態なのかも。

怒りとシャウトで、頭がクラクラする。



「な……によ、ちょっと人気があるからって、偉そうに―…」


「な―…あんたねぇっ!!」



――…



「やめなさい、二人とも」




あわや取っ組み合いの喧嘩に発展しそうだったのを、鶴の一声でピシッと収めたのは、泉さんだった。