S・S・S




「はーい、モモに烈火さん、出演してくれたみなさん、ありがとうございましたー!

 さて!明日以降は、もっと普通のコーナーになりますので!今日採用されなかったという方も、諦めずに!みなさんも、どしどし、参加してくださいねー!(笑)」




――…お… 終わった……












かくして、あたしの第2ラウンドは幕を閉じた。



やや強引な、幕引きだったかも、しれない。


その後の1時間余り
ハッキリ言って、妙なテンションだった。


なにを喋っていたのか、
もうあまり思い出せない。



ただ、漠然と……
“ちゃんとシュンくんに謝らないと”…って

それだけは、考えてた。





そして――…、モモ。


一日を終えての反省会で

この日、最大のミスを犯したモモは、吊るし上げを食らうこととなる。



ちょっと、かわいそうだったかもしれない。



でも、同情よりも、怒りの方が大きかったの。

あたしがどうこうじゃなくて。


他にも、真剣に告白をしようとして、エントリーしてくれてたお客さんが、いたんだ。

他にいなかったなら、ともかく。
スタッフ同士の恋愛をネタにする、なんて。



シュンくんも含め、
あたしたちは、あくまでゲレンデ側の人間だ。


優先すべきは、お客様の方なのに
せっかくの気持ちを、ムダにして。



―…そんなの、絶対に、許せなかった。