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それは、今では
一定以上の年齢の人にしか分からない
けれども、
至極シンプルなシャウトから始まった―…
「「「ちょぉぉぉーっと」」」
「「「待ったぁぁぁぁーー!!!!!」」」
「・・・へ?」
――…
少しの間を置いて
あたしの間抜けな声が、
妙に鮮やかに電波に乗る。
“ちょっと・・待った?”
それは、明らかに
このスタジオからではなくて
外の中継回線から聴こえてきた声で。
てゆーか
中継回線を超えて、
センターハウスを揺るがすような大音量で。
思わずヘッドフォンを外したあたしの耳に
生音で、届くくらいの大きな反響だった。
なに!?
誰!?
どういう、こと!?
一体、どうなってんのーーーー!?



