――…あたしも、悪いんだ。
ハッキリ、拒まなかったから。
シュンくんは、悪くない。
自分の曖昧さが招いた結果なんだ。
だから。
この企画がしょっぱなからトーンダウンしてしまっても
その叱責は、あたしが甘んじて受けるべき、なんだ―…
「シュンくん、あたし―…」
――――…
孤高のヒーローを気取って
小さく、涙を滲ませながら
“ごめんなさい”
そう、返事をしようとしたんだ。
けれど。
あたしは、やっぱりバカだ。
自分の味方は、誰ひとりいない、なんて
勝手に、孤独を感じていたけれど。
そうじゃない。
そうじゃなかったんだ。
公に、なにかを発信する、という事が
みんなに愛される、という事が
どういう、事なのか。
“恋愛禁止”
それが、どういう意味だったのか。
この日、初めて、知った。
電波の、チカラ。
それは、目には見えないけれど
大きな、大きな、チカラ。



