「――…はい?」
回線を、繋いだままにしろって?
話が違う。
打ち合わせでは、ここから、現場に丸投げしちゃうって話だったのに…
・・・どうして?
「えへへ、実は、ですねーっ!今回は、このスキー場スタッフの方から、ある人へ、メッセージを届けたいそうなんです。」
「……はい、そうですか。」
だったらさっさとインタビューに入ってくれればいい。
あたしが、いまオンエアに出る必要は… ない。
あるとすれば―…
「ん、もう、サラちゃん、どうしたの? ぼーっとしてないでちゃんと“聞いてて”くださいよぉ?それでは、登場していただきましょお★どうぞっ!」
あるとすれば、あたしが―…
「えっと、こんにちは。センターハウス2階にある“Café Noel”スタッフの佐野俊一です。」
、、、
――…当事者だった場合、だけだ…
「…… シュン、くん…」
――――… ヤ ラ れ た 。
くすりと笑う声が、どこかから聞こえた。



