S・S・S


「――…トウマくん。 お熱いとこ、申し訳ないんだけど…」


コホン、と咳払いがひとつ。
見ると、トウマの後ろに、烈火さんの秘書:泉さんが立っていた。



「―…泉さんまで、そういうの止めてください。」


「あら、あたしは別に。トウマくん達の事応援してるもの。」


「“達”とか、“応援”とか、だからそういう目で…」


「ハイハイ。お黙りなさいな、“トーマス”くん(笑)。それより、スーパーAD:灯歌ちゃん。せっかく連れてきたんだから使ってやってよ。」




そう、トウマを遮った泉さんの後ろから、灯歌ちゃんがぴょこん、と顔を出した。




「とーまっ!」



そのまま、ポスン、とトウマの腕の中に飛び込む灯歌ちゃん。
なんとも自然な動きで、「あ」と思う暇もなく。


甘えるようにぎゅっとしがみ付いた灯歌ちゃんの頭を、可愛くて仕方ない、というようにトウマが撫でる。



そこには、確かに、
目に見えない絆のようなものが存在していた。




―――…ち、ちょっと…!!なんなのよ、この2人!!