S・S・S





――――――――…

――――――…・・




「と、まぁこういう訳だ。いかがだったKANA?」







夢から、醒めた。

魔法が、解けた・・・?




「い、今の……どういう…」


「特別編集、ダイジェスト版でお届けした。」


「続きが気になるじゃない!全部見せてよ!」


「それはチラリズム至上主義の作者の意図に反するゆえ、出来かねる。」


「……はい?」


「――…とにかく、あの日、君を推したのはトーマスだ。ほんとうは、君はメンバーに入っていなかったが、どうしても育ててみたいと、うちの看板DJが言うものだからね。」


「育てて…みたい…って…」


「NIS-FMは、次の4月から新しい体制をしく。DJも一新する予定だし、春に向けて様々なプロジェクトが進行している。このゲレンデDJも例外じゃない。冬を試用期間として…使えそうな奴は4月1日からうちの局でデビューしてもらおう、と。トーマスにはその間の育成と選考をお願いしてあるのさ。」



「え……」


振り返ってトウマを見た。

片手を頭に当てて、観念したように目を閉じている。




あ――…