S・S・S







「はい!じゃあ、とりあえず、今日はその“デリバリー”のコーナーお試しでやってみるってことで。一応、俺オープニングから募集かけてみるから。お昼の番組担当は、サラちゃん、レポーターはモモちゃんね。」



大崎くんがテキパキと仕切っている。

彼は、DJじゃなくて、むしろディレクターの方が合ってるんじゃないかしら。




「ハイ!今日も一日、よろしくお願いします!解散!」





みんな散り散りになっていく中で、
トウマが、バックヤードに行こうとするのが見えた。




…ふたりきりになれるのは、今しかない…




とにかく、話したかった。

この不安を、打ち消してしまいたかった。




そして、トウマを追って非常階段の扉を開けた、あたしを。


6つの目が、興味深そうに追っていた。