なに?なに?何が起こったの??
ひとり、ぽつんと残されたゲレンデには、疾走感のあるテーマソングがいつまでも響いていた。
“また、あとで。”ということは…
あの2人は、DJブースの関係者…?
さっき、マイクパフォーマンスであたし達を助けてくれたのは…一体、誰だったんだろう。
深く、渋いあの声。
酸いも、甘いも、全て噛んできたような大人の声だった。
喋りにも独特のリズムがあって。
あんなの、素人じゃないよ。
なんだろう、もう
ベテランというか、大御所の風格だったもん。
…そう感じたのは間違いでなかったことを
あたしは、この、すぐ後で知ることになる。
………



