幼なじみには内緒。

帰りながら
「なぁ、クッキー作るの優なんだろ?」

「うん、優が恋するなんて親離れするみたいな気がするから少し複雑」

「優のことほとんどお前がしてたな」

「そうでもないけど、年が離れてたし、お母さんもね」

「優の保育園の迎えだって世話してたろ」

「まぁ、3歳になってからだけど」

「普通の12歳は遊びまくる」

「忙しい親を見てたら私が家を、弟妹を守らないとって思ってたし」

「ガキが思うことか?」

「将だっていつも『舞と優は俺達で守ろうな』って言っる」

「お前も将も祖母さんに世話してもらってたろ?」

「うん、おばあちゃんが元気な時に一通りの家事を教えてもらったし、その頃舞も生まれて育児も少しだけ」

「舞の時ってなお前3歳だろ」

「私は5月生まれで舞は3月だから、正確には4歳」
「3歳の時俺がこっちに来たんだから」

「テツと会う前から教えてもらってたし、河西のおじいちゃんにもお世話になってたし」

「待て、じじいと知り合いだったのか?」

「いまさら?私のおしめおじいちゃんも世話してくれたのよ」

「そんな話知らなかったぞ」

「私だけじゃなく将のも」
「嘘だろ・・・」

「本当だから、愛ちゃんのおじいちゃんも込みで幼なじみだし、河西のおじいちゃんおばあちゃんのこと好きだったらしいし」

「そんな話聞いたことねぇ」

「本当たから、おじいちゃん本人に聞いたもん、だけど、おばあちゃんもおじいちゃんも別に婚約者いたからおじいちゃんはおばあちゃんにいえなかったって、おばあちゃんが亡くなった後にね?」

「お前の祖母さんが亡くなったのは確か小1だったよな?」

「うん、それから私が家事をするようになったの」

「そうか、」

「じゃあ後でね」

気がつくと美紀の家の前で
「俺が行くまでは家の中にいろ」

「ハイハイ」

俺昨日から驚きっぱなしだな