また朝が来た。

いつものように美紀に会うなんて大希が言うから落ち着かねぇ

前にはチャリに乗る美紀
「はよ、美紀」

「おはよう、テツに美紀って、呼ばれるのいつぶり?」

「多分小3位が最後じゃね?」

「って、大体10年ぶりかしら」

「そうなるな」

「どういう心境の変化?」
「色々とな」

「ふ〜ん」

色々の部分に興味ないのか?

「ところで、男の子って女の子に貰うクッキーって、どんなのがいいかしら」

「どうした?」

「好きなクラスの子にクッキーをプレゼントしたいらしいのよ」

「だれが?」

「優がね誕生日に渡したいらしいの」

「で、参考に俺に聞いたのか?」
「そうなのよ、明日土曜日だから優と練習するつもりだから参考にね」相変わらず仲いいな

「将いるじゃん」

「馬鹿?聞きにくいからテツに聞いた」

「俺にメリットあるのかよ」

「またご飯作るから」

「わかった、クッキー作るならまた買い物しに行くのか?」

「そのつもり、何?付き合ってくれるの?」

「そのつもりで聞いたんだ」

「ご飯食べてくの?」

「作ってくれるならうれしい」

「テツ、何か昨日からおかしい」

「たまにはな」

「いいけど、買い物一回家に帰ってから行くけど大丈夫なの?」

「別に、どこに行くつもりだ?」

「いつもと同じスーパーに優も連れてくつもりだから」

「だからか、」

「そうよ、本人連れていくのは当たり前」

「だよな」